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杉本瓦店は屋根工事、屋根修理、修繕、板金工事、雨樋工事、屋根診断を得意とする会社です、雨漏り、修理、修繕、葺き替えなどのリフォームなどはお任せ下さい 。

TEL. 049-231-7353

〒350-0811 埼玉県川越市小堤 549-18

和形瓦のご相談

                                ご相談事例 はこちらから
和形の取り扱いには、十分な技術力(施工力、知識、経験)が必要です。
 
昨今では新築住宅で和形の瓦が用いられることが少なくなりましたが、日本の気候風土を考えると、和形瓦の優位性が高い事は伝統構法の住宅が長期に維持できていることはご承知の通りです。
 
令和4年の建築基準法施行令第39条告示109号改正により、風圧力や地震力に対する強化が行われました。

メンテナンス及び修繕
和形屋根を長持ちさせるためには定期的な点検は言うまでもありません。

漆喰
経年劣化に伴い漆喰の剥離や欠損が生じる事があります。
その場合、欠損した部分のみの補修で維持されることをお勧めします。
理由は・・・
年数の経過に伴い、内部に使用している粘土(葺き土)の風化や雨水の浸入に伴う強度低下により、漆喰を塗布しても棟自体の強度を保つことが困難な場合があります。
そのため、建築基準法施行令第39条告示109号の改正に伴い地震力に対する耐性を高めるために、棟の再施工を推奨します。

平部
年数の経過に伴い瓦の重なり部に土埃が堆積し、毛細管現象により瓦を引っ掛けている”瓦桟”の劣化により瓦がズレを生じる可能性があります。
また、毛細管現象により雨漏りが発生する事もあります。
これらの事象を軽減するためには”平部清掃”をお勧めしています。

写真は瓦の重なり部に堆積した土埃により雨漏りが発生した事例です。
堆積した土埃を掃除することで毛細管現象の軽減が可能となり、雨漏りを防ぐ事が可能となります。
下記、図5参照
原因の分からない雨漏りは弊社にご相談ください。
雨漏りのご相談はこちらから
葺き替え、葺き直しのご相談はこちらから

棟部:改修工事例
従来多く見られた棟部の大回しと呼ばれる緊結方法は不可能となりました。
図1:従来の仕様
隅棟 大回し
 
図1は従来の仕様による「大回し」と呼ばれる施工方法で、令和4年1月からは認められない工事となりました。
現在この工法での工事は法令違反の可能性が極めて高いといえます。
図2:改正施行令
陸棟 ガイドライン例示工法

図2は改正された「 建築基準法施行令第39条 告示109号」の基準による「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」の仕様です。
弊社では現在、この仕様によるご提案をさせていただいています。
図3:ガイドライン
陸棟 ガイドライン例示工法 2
 
図3は瓦屋根標準設計・施工ガイドライン 例示工法となります。
従来弊社ではこの仕様による工事を行わせていただいております。
現在でも復元工事や修理修繕ではこの仕様でご提案させていただいております。
図4:箱棟
箱棟 施工例

図4は箱棟の例です。
一般的には冠瓦を含め5段~6段位の棟は金具による耐震補強を行いますが7段以上の棟の場合はさらに地震力による耐性を高めるため、弊社では箱棟を施工させて頂いております。 
この仕様により地震力による耐性が高まり、粘土の使用量も軽減出来、軽量化にもなります。
平部:改修工事
改修工事と言っても瓦を剥がすわけではありません。
堆積した土埃の清掃を行います。
図5:平部清掃
毛細管現象軽減 本体清掃例
 
雨漏りや下地劣化の原因は瓦の重なり部から浸入した雨水によるものと言えます。
弊社ではその雨水の原因となる毛細管現象を軽減する事で少しでも屋根を長持ち出来るような研究を行ってきました。
特殊なブラシを用いて清掃することで図5の様に堆積した土埃を掃除することで雨水の浸入を軽減し、雨漏りが改善できる事が可能となりました。
図6:ガイドライン
ガイドライン例示 軒先部ビス止め

図6は「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」における止め付けを行った例です。
ガイドラインでは軒先部、袖部をビス止めすることが示されており、風圧力による耐性を高める仕様となっています。
近接住宅に囲まれたお宅では強風により瓦が飛散する事は少ないと言えますが、周りが開けた地域にお住まいの方には推奨されます。 

バナースペース

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